舌の汚れが気になる!取った方がいい?
公開日:2025/01/20 更新日:2025/01/22
歯みがきをしっかりやっても
口臭がするような気がすることありますか?
そんなかたは
自分の舌の汚れを見てみてください。
白くなっていたら、
それは舌苔がついている可能性が高いです。
舌苔とは?
細菌や食べかす、唾液成分、はがれた粘膜などが
舌の表面に白い苔状に付着したものです。
舌苔は、細菌の塊なので溜まり過ぎると
口腔内に悪影響を及ぼす場合もあります。
舌苔は、病気ではありませんが、
付着していることで口臭の原因や
口腔内の環境を乱す可能性があるため、
適度に除去する必要があります。
舌苔が溜まる原因は?
いくつか考えられます。
①口腔内の清掃不良
・間食をすることが多い
・食後に歯みがきをしない
・就寝前に歯みがきをしない
口腔内が清潔に保たれていないことが多いと
口腔の菌や口腔粘膜の落屑が
舌に溜まってしまい舌苔がつきやすくなります。
②口呼吸をしている人
・口で呼吸をしている
・口を開けていることが多い
口呼吸は、口腔内を乾燥させてしまい
唾液量が少なくなります。
就寝中、口を開けて口呼吸をしてい方、
鼻炎などで鼻がつまっていて
常に口呼吸になってしまう方は、
口腔内が乾燥し、細菌も繁殖することがあります。
このような方は舌苔がつきやすくなります。
③唾液の分泌低下
唾液には食べかすや細菌を洗い流したり
菌の増殖を抑える働きがあります。
絶食、病気、薬の副作用、ストレス、
食生活習慣、加齢で唾液量が減少するなど、
舌苔の原因となる因子が増えると
舌苔が厚くなることがあります。
④舌の動きの低下
舌の汚れは、
食事をしたりお喋りしたりすると
舌が動いたり摩擦することで取れてきます。
しかし、舌の動きが不十分だと
舌苔が除去されにくくなり付きやすい状態になります。
④ストレスを感じやすい人
緊張したり、過度なストレスがあると
口が渇くことがあります。
これは唾液の分泌と副交感神経が関係しているからです。
ストレスを感じると交感神経が活発になります。
すると副交感神経が不活性化して
唾液が出にくくなってしまいます。
ストレスが溜まりやすい人は、
舌苔も溜まりやすいです。
舌苔は取り除いたほうがいい?
舌のには口臭の原因となる細菌がたくさん存在します。
舌苔がたまると、口臭の原因になります。
また、舌苔の細菌を誤嚥して肺炎をおこしてしまうこともあります。
そのため口臭が気になる人は、
舌苔を取り除くことをおすすめします。
舌苔の取り除く場合、
舌をみがいて舌苔を取り除いていきますが
舌は繊細な部位なので、
過度に行うと傷をつけてしまいます。
また、舌には味を感じる組織の味蕾もあるので
傷つけてしまうと味覚が鈍くなる可能性もあります。
たくさん付いていても一度に無理して取り除くのではなく、
毎日少しずつ取り除きましょう。