歯を失った、でも入れ歯は抵抗がある‥‥
公開日:2022/07/11 更新日:2022/09/21
虫歯や歯周病で、歯を失ってしまった場合
入れ歯、インプラント、ブリッジ
などの選択肢が考えられます。
1本だけ失ったという方や、
全部の歯を失ったという方さまざまですが、
事情があって入れ歯しか選択肢がない方もいらっしゃいます。
その場合、入れ歯に抵抗がある方も多く、
何も入れずに、ずっとそのままにしておく方もいらっしゃいます。
失った歯が1本だったり、少ない本数であれば、
他の歯で噛めるから大丈夫!
と考える方も多くはないようです。
しかし、歯がないまま長期間 放っておくと、
たくさんの不都合が生じてきます。
失った歯に入れ歯を入れると
どのような効果があるのかお伝えしていきます。
【入れ歯を入れるメリット】
①かみ合わせが悪くなるのを防ぎます
歯がないまま放っておくと…
歯を失うと、その周辺の歯は
空いたスペースの方向に自然と動いていきます。
すると隣の歯が倒れたり、
噛みあう相手がいなくなった歯が出っ張ってきたりします。
さらに上下の噛み合わせが合わなくなってきたり、
いざ治療をしようとしたら、
スペースがなくなってしまったりします。
入れ歯をいれることで、
歯が移動するのを防ぐことができます。
また、何か治療をしようとした時に
スムーズに処置を進めることができます。
②残っている歯を守ることができます
歯の本数が減ると、
その分、残った歯に負担が大きくかかります。
例えば、奥歯を失うと
前歯に力が集中してかかります。
しかも、下から上に突き上げる動きで力がかかるので
出っ歯になってしまいます。
③噛めるようになります
部分入れ歯で噛める力は
ご自身の歯と比べると3分の1程度いいわれています。
それでも、入れ歯に慣れて、
よく噛めるように機能回復することは、
健康維持や、食を楽しむことにつながります。
部分入れ歯
④しゃべりやすくなります
歯を失うと、空気が漏れて発音しにくくなったり
滑舌も悪くなってしまうことがあります。
入れ歯を入れると、慣れるまでは発音しにくく感じますが、
使い慣れてくると、しゃべりやすくなってきます。
⑤見た目が良くなります
入れ歯は、失った歯の機能回復だけではなく、
やせてしまった顎周りや
頬をふっくらさせてくれるので、
お口の周りのしわを少なくする効果もあります。
お口と体の健康のために
失った歯の機能回復をしっかりすることは
とても大事になります。