インプラント治療後はメンテナンスが重要です
公開日:2024/05/31 更新日:2024/06/05
インプラント治療は、歯を失ったときに
ブリッジか義歯かインプラントから
選択されることが多いです。
インプラント治療は、
チタン製の人工の歯根を
あごの骨に埋め込んで結合させ、
本物の歯のように噛めるようになります。
一般的にインプラント治療は、
怖いというイメージを持っている方が多くいらっしゃいます。
しかし、実際に治療を終えた方は、
「思ったより大変ではなかった。治療をしてよかった」
「早く治療をすればよかった」
という方がほとんどです。
インプラント治療が終わったら
もう歯医者に行かなくても大丈夫だ!
と思いがちですが、そうではありません。
インプラントが長持ちするように
お手入れがとても重要になります。
必ず定期的にメンテナンスが必要になります。
インプラントは、人口の歯ですが
放っておくと「インプラント周囲炎」
という歯周病と同じ状態になります。
インプラント周囲炎とは、
インプラント周辺組織が炎症を引き起こします。
天然歯の歯周病と同様で、細菌感染によるものです。
インプラントは天然歯に比べると
細菌への抵抗力がないため、
炎症や骨吸収する速度がとても早いのです。
【インプラントが長持ちするポイント】
①セルフケアをしっかり行う
毎日の歯みがきや、補助道具などを使用して
口腔内を清潔に保つようにしましょう。
②定期的にメンテナンスに通いましょう
メンテナンスでは、
毎日の歯みがき、歯間ブラシ、フロスなどで
きちんと取れているかのチェックや、
ご自身に合った歯みがきの方法を
習得することができます。
インプラント周囲炎が起こらないように
クリーニングでプラークや歯石も除去していきます。
そして、インプラントの周りに炎症がないか、
骨と結合が維持できているか、
嚙み合わせや、ネジのゆるみ、破損がないか、
などのチェックも行っていきます。
③生活習慣の見直しをしましょう
糖の多い食生活や喫煙などの習慣は、
インプラント周囲炎の原因だけではなく
虫歯や歯周病のリスクも高くなります。
病気のリスクを高めないような生活習慣も大事になります。