歯ぎしりによるトラブル
公開日:2025/06/16 更新日:2025/06/16
歯ぎしりは、
睡眠時に無意識にされていることが多いです。
歯科検診のときに
歯がすり減っていることや
歯ぎしりをされていることを患者様に
お伝えすることがあります。
多くの方が、対策を希望されます。
しかし、なかには自覚症状がないので、
自覚症状があるまで放っておくという方も
少なからずいらっしゃいます。
歯ぎしりをしている歯には
起きている時に噛みしめる力以上の
負担が加わっています。
これは、自身の体重以上の力になります。
したがって、歯ぎしりを放置していると
たくさんのトラブルが起こってきます。
以下のようなトラブルです。
自分が歯ぎしり、食いしばりをしているのか
セルフチェックをしてみましょう。
1つでも当てはまる場合は注意が必要です。
①朝起きると、前歯や奥歯、顎の関節が痛い
②前歯や奥歯がすり減っている
摩耗により、歯が短くなったり、
咬む面の溝がなくなったり歯が変形する
③冷たいものや熱いものがしみる
歯の象牙質が露出することで
知覚過敏や虫歯などのリスクが高まる
④エラが張ってきたり顔の形が変わった
エラの異常発達で、エラが張る
⑤歯の被せもの(治療したところ)が取れやすくなった
歯の破折・破損
⑥頭痛や肩こりがひどくなった
嚙み合わせが合わなくなる
⑦舌や頬の内側に噛み傷ができる
歯ぎしりによる傷
⑧歯並びが明らかに変わってきた
歯ぎしりによる歯の移動
⑨内側の歯ぐきにコブのような骨がある
⑩歯ぎしりの振動により歯の動揺
歯周病の悪化
⑪口を大きく開けにくくなった
顎関節症の発症
歯ぎしりは、病気ではありませんが
多くのトラブルの原因になる可能性があります。
放置せず早めの対策をお勧めします。