歯ぎしりによるトラブル

 

歯ぎしりは、

睡眠時に無意識にされていることが多いです。

 

 

歯科検診のときに

歯がすり減っていることや

歯ぎしりをされていることを患者様に

お伝えすることがあります。

 

 

多くの方が、対策を希望されます。

しかし、なかには自覚症状がないので、

自覚症状があるまで放っておくという方も

少なからずいらっしゃいます。

 

 

歯ぎしりをしている歯には

起きている時に噛みしめる力以上の

負担が加わっています。

これは、自身の体重以上の力になります。

 

 

したがって、歯ぎしりを放置していると

たくさんのトラブルが起こってきます。

以下のようなトラブルです。

 

 

自分が歯ぎしり、食いしばりをしているのか

セルフチェックをしてみましょう。

1つでも当てはまる場合は注意が必要です。

 

①朝起きると、前歯や奥歯、顎の関節が痛い

 

②前歯や奥歯がすり減っている

摩耗により、歯が短くなったり、

咬む面の溝がなくなったり歯が変形する

 

③冷たいものや熱いものがしみる

歯の象牙質が露出することで

知覚過敏や虫歯などのリスクが高まる

 

④エラが張ってきたり顔の形が変わった

エラの異常発達で、エラが張る

 

⑤歯の被せもの(治療したところ)が取れやすくなった

歯の破折・破損

 

⑥頭痛や肩こりがひどくなった

嚙み合わせが合わなくなる

 

⑦舌や頬の内側に噛み傷ができる

歯ぎしりによる傷

 

⑧歯並びが明らかに変わってきた

歯ぎしりによる歯の移動

 

⑨内側の歯ぐきにコブのような骨がある

 

⑩歯ぎしりの振動により歯の動揺

歯周病の悪化

 

⑪口を大きく開けにくくなった

顎関節症の発症

 

 

 

歯ぎしりは、病気ではありませんが

多くのトラブルの原因になる可能性があります。

放置せず早めの対策をお勧めします。