根管治療の成功率を上げるためのポイント

肌と歯のクリニックでは

月に2回、土曜日に

根管治療の専門医が診療を行っております。

(自費治療になります)

 

 

根管治療とは?

歯の神経を取る治療です。

虫歯が進行して、神経まで達すると、

この治療が必要になってきます。

 

「歯の神経を取る」という一般的な治療ですが

とても難しい治療のひとつです。

治療の成功率を上げるためには

いくつかポイントがあります。

 

 

①歯に強い痛みを感じたらすぐに歯科受診に行く

虫歯が神経まで達すると強い痛みを感じます。

これは、神経が細菌に感染して死んでいくからです。

 

しかし、数週間経過すると、

何もなかったかのように痛みが止まります。

 

これは、神経が完全に死んで

痛みを感じなくなってしまった状態です。

 

神経が死んでいない時であれば(強い痛みがあるとき)

根管の中で細菌感染が広がりきっていません。

 

その時に処置ができれば、治療の成功率が高くなります。

 

 

 

②仮詰め(仮封)、仮歯の段階で治療を中断しない

根管治療は、

根管の本数が多い歯や、根管の形態が複雑な場合は

治療時間が長くなることがあります。

 

その場合は、洗浄した根管内に消毒薬を詰め、

仮詰めや仮歯で封鎖をします。

 

この封鎖は、応急的な封鎖になりますので

2週間ほどすると劣化して外れてしまいます。

 

すると、根管の中に細菌が侵入して感染を起こし

治療が失敗となってしまいます。

 

痛みがなくなったて、咬めるようになったからといって

仮詰めや仮歯の段階で治療を中断せず

最後まで通うことが大事です。

 

 

 

 

③治療した歯は大事につかう

神経を取った歯は、

神経のある歯より強度が弱くなります。

 

枯れ木のようにポキッと折れやすいイメージです。

これは、歯の寿命に関係してきます。

 

これまでのように、硬いものを何でもバリバリと

過度な負担をかけて使うのはやめましょう。

 

 

 

 

難しいといわれている根管治療ですが

治療の成功率を高めるには、

患者様のご協力が欠かせません。