ガムを噛んで認知症予防?!

「最近物忘れが増えたかも・・・」

 

「将来、認知症になったらどうしよう・・・」

 

と心配になったことありませんか?

 

 

認知症は、とても身近な問題です。

現在、日本では認知症患者が増加傾向にあります。

高齢者の4人に1人は認知症というデーターが出ています。

 

近年は、便利な生活が増えたため、

脳が甘やかされることが原因といわれています。

 

昔に比べて、平均寿命が延び、

認知症患者も増えています。

歯が20本以上ある人と、それ以下の人では

20本以上ある人の方が認知症になりにくい

という検証結果がでています。

 

 

そこで、ガムを嚙むことで認知症を改善できる

という研究が進んでいるようです。

よく噛むと脳が活性化して、

認知機能が耕されて脳が若返るのです。

「噛むこと」と「認知症」の関係に注目していきます。

 

 

認知症専門医の先生の調査によると

認知症の患者さんの歯を調べたところ、

歯が1本も残っていない患者さんが

非常に多いということがわかりました。

 

ある大学病院の研究によると

70歳以上の高齢者を対象に行った調査では、

脳が健康な人の歯は、平均14.9本でした。

一方、認知症の疑いがある、と診断された人は9.4本でした。

 

現在は、歯が抜ける大きな原因となっている歯周病菌が、

アルツハイマー型認知症の原因となることも分かっています。

 

「歯がない人は認知症になりやすい」というのは

証明されているということになります。

 

 

 

歯がない人は認知症になりやすい?

 

歯の根の周りには、

歯根膜というクッション材のようなものがあります。

 

 

 

 

食べたり噛んだりすると

歯根膜に沈み込むようになっています。

それによって、歯根膜にある血管が圧縮され

ポンプのような働きをし、

血液が脳に送り込まれます。

 

この血液が送り込まれることで

脳は刺激を受け

噛めば噛むほど脳は活性化するという仕組みです。

 

 

一方、歯の本数が少ない人の場合は、

歯根膜にかかる圧力は少なくなります。

それは脳に送り込まれる血液量が

少なくなるということです。

脳への刺激も少なくなり、

脳の機能が低下してしまいます。

 

 

 

また、私たちが人として生活できるのは、

脳の最高中枢である前頭前野が

しっかり働いているからなんです。

 

 

 

 

前頭前野を錆びないようにするには、

多くの刺激を与え続ける必要があります。

 

 

噛むと脳の血流量が増えるので、

認知機能と深い関係のある

前頭前野の活動が促されます。

 

 

そのためには、しっかり噛んで

味や舌ざわり、噛み応えや喉ごしなど

五感を最大限に使うと良いのです。

このようなことから

ガムをプラスするのがとても有効的です。

たくさん噛んで脳トレをしましょう!