口臭が気になる においの原因は?
公開日:2022/06/03 更新日:2022/09/21
「自分の口臭が気になる」
というご相談、意外と多いのです。
口臭には、大きく分けると2種類あります。
1つは「生理的口臭」といって
誰にでもある程度は存在するものです。
もう1つは、
強いにおいを持続的に発する口臭を「病的口臭」といいます。
この病的口臭は、
においの原因がなくならない限り存在し続けます。
病的口臭の元となるお口のトラブルは
どのようなものがあるのでしょうか?
【病的口臭の原因】
①溜まったプラーク
溜まったプラークは、
虫歯や歯周病の原因になるだけでなく
口臭の元にもなります。
プラークが溜まりやすい部分は、
下図の黄色い部分です。
かぶせ物と歯ぐきの隙間、
ブリッジのダミーの歯と 歯ぐきが接する面も
みがき残しになりやすいです。
緑色の部分です。
②歯周病になっている
歯周病が進行して、
歯周ポケットが深くなってしまうと
そこにプラークや歯石、血液や老廃物などが溜まり
強い臭いを発します。
歯周ポケットの中のお掃除は
ご自身ではできず、
歯科医院でなければできません。
③象牙質まで達した多数の虫歯
虫歯が象牙質まで進行すると
強い臭いを発します。
そのままの状態にしておくと、口臭の原因になります。
④舌の汚れ
舌の表面には、微細なヒダが無数に存在しています。
そこに老廃物や細菌が溜まります。
この舌の汚れを「舌苔」といいます。
この舌苔は臭いの元になります。
このように口臭には、
いくつか原因が考えられます。
原因がわからない限り、口臭は改善されません。
口臭が気になる方は、
歯科受診をしていただくことをお勧めいたします。