親知らず抜いたほうがいい?
公開日:2022/11/21 更新日:2022/11/23
「親知らず抜いたほうがいいですか?」
というご質問がよくあります。
親知らずはとは?
前歯から数えて8番目の奥歯を「親知らず」といいます。
専門用語で「第三大臼歯」といいます。
永久歯は、15歳頃までに全て生えそろいます。
親知らずは、20歳前後に生えはじめることが多いです。
生えない人もいます。
生えかたには、個人差が大きく
上下に4本揃わない人も多いです。
生えるスペースが十分になく
傾いたり、中途半端に生えたり、変形することもよくあります。
親知らずは必ずしも抜かないといけない
というわけではありません。
まっすぐ生えていて問題がない場合は抜く必要がありません。
【親知らずを抜いたほうがよい場合】
①歯ぐきに炎症を起こしている
親知らずが中途半端に生えているので
親知らずの周りにいつも食べ物が詰まったり
プラークが溜まりやすい状態になっています。
「歯ぐきが腫れ痛みが出る」を繰り返します。
歯周病や虫歯のリスクも高くなります。
②親知らずや隣の歯が虫歯になっている
傾いて生えた親知らずのせいで
親知らず自体と
隣の第二大臼歯まで虫歯になってしまいます。
③親知らずが隣の歯にぶつかっている
傾いて生えた親知らずが
隣の第二大臼歯にぶつかっていたり、
ぶつかりそうなときは
第二大臼歯にダメージを与えてしまいます。
抜歯は、少なからずリスクがある治療です。
担当の先生とよく相談して
納得したうえで決断されることをお勧めします。