ボトックス療法(ボツリヌストキシン療法)とはボトックス療法(ボツリヌストキシン療法)とは

ボトックス(ボツリヌストキシン)とはボトックス(ボツリヌストキシン)とは

ボトックスとは、ボツリヌス菌が作り出す毒素(ボツリヌストキシン)を注射して、意図的に一過性の筋肉麻痺を起こす治療法です。以前より眼科、神経内科の領域で眼瞼・顔面痙攣などを治すために使用されてきました。美容整形の分野でも小顔効果を目的としてエラ(咬筋)にボトックス注射をする方法は広く知られている注入療法です。

そして、このボトックスは、歯ぎしり、くいしばりなどが原因で引き起こされる顎関節症にも効果的な治療法の一つとなっています。

ボツリヌストキシンの医学的応用ボツリヌストキシンの医学的応用
1970年代後半
眼科・神経内科領域で片側顔面痙攣、眼瞼痙攣斜頚、斜視等の治療に使用
1980年代後半
美容治療に応用
1996年
日本でも眼瞼痙攣の治療薬として厚生労働省の認可を取得
2002年
しわ治療薬として米FDA(米食品医薬品局)認可を取得
現在では、約80ヶ国以上で使用

顎関節症治療としてのボトックス顎関節症治療としてのボトックス

咬筋にボトックス注射を打つことで、筋肉が細くなるだけでなく、余計な咬合力を軽減させることができ、顎関節やその周囲の筋肉にかかる負担を軽減するだけでなく、異常な咬合力から大切な歯と歯周組織(歯ぐきと歯槽骨)を守ることができます。

アラガン社製「BOTOX VISTA」アラガン社製「BOTOX VISTA」

世界で95%以上の市場シェアを誇り、国内唯一の厚生労働省承認ボツリヌストキシン製剤です。米国で発売以来20年間、2000万症例を超える臨床実績があります。

日本国内では歯科医師への販売は行っていませんが、当クリニックでは顎関節症治療にもこのアラガン社製「BOTOX VISTA」の使用を推奨しています。

メディトックス社「Neuronox」(韓国製)メディトックス社「Neuronox」(韓国製)

リーズナブルな韓国製のボツリヌストキシン製剤です。日本国内の歯科医院では、ボツリヌストキシン製剤をボトックスと謳っていることが多いですが、アラガン社は「ボトックス」を歯科医師には販売していないため、そのほとんどはこの「Neuronox」になります。

ボトックス療法の流れボトックス療法の流れ

診査・診断

診査・診断

問診やデータを確認したうえで、治療方針を決定します。

ボトックス注入

ボトックス注入

ほぼ痛みなく、5分程度で終了します。

効果の持続

効果の持続

ボトックスの効果は3~6ヶ月程度、持続します。

定期的に注入

定期的に注入

効果を実感していただき、定期的に治療を行っていきます。

顎関節症・ブラキシズム治療メニュー顎関節症・ブラキシズム治療メニュー
施  術 内  容 料  金(税込)
ボトックス 内  容 アラガン社製 料  金 66,000円
内  容 ニューロノックス(韓国製) 料  金 33,000円
スプリント 内  容 料  金 お問い合わせください
認知行動療法 内  容 料  金 お問い合わせください

医療機関の皆さまへ 当クリニックでは、歯科医院やその他の医療機関からのボトックス注入を必要とする患者様を積極的に受け入れています。


ボトックス治療

施術の内容
当院の歯ぎしり・食いしばり治療としてはボトックス注射やスプリント療法(マウスピース治療)を行っています。 ボトックス注射はボツリヌストキシン製剤の注入により筋肉の動きを抑える施術で、スプリント療法は「スプリント」という透明のマウスピースを歯に装着して歯ぎしりや食いしばりの緩和・予防が期待できます。
治療のリスク・副作用
ボトックス治療にはむくみ、炎症、赤み、かゆみ、腫れ、内出血などの可能性がありますが、時間の経過により治ります。
治療期間
1日~3ヶ月程度
通院回数
1回~3回程度
医薬品・医療機器名
ボトックスビスタ  ニューロノックス 
医薬品・医療機器について
当院のボトックス注射(ボツリヌストキシン注射)では、安心・安全・高品質で実績のある米国アラガン社「ボトックスビスタ(国内唯一、厚生労働省に承認されているボツリヌストキシン製剤)」、 リーズナブルな価格のジェネリック薬「ニューロノックス(韓国Medytox社製・厚生労働省未認可)」を使用し、適切な深さや量、適切な位置へ注入します。保険適用外の自由診療となります。