骨の再生療法・骨移植

骨が薄い、少ない等を理由に、インプラント治療ができないと診断されることがあります。しかし、自家骨や人工骨、骨補填材を用いて骨の再生、移植手術を行うことで、問題なくインプラントを埋入することができます。
肌と歯のクリニック東京ベイ幕張では、医科・歯科併設クリニックだからこそ、安心・安全な骨の再生療法、骨移植を行っています。

自己血液由来の安心安全な骨再生療法

肌と歯のクリニック東京ベイ幕張では、PRP（Platelet Rich Plasma）やCGF（Concentrated Growth Factor）を用いた骨再生療法を行っています。PRPやCGFによる再生療法は、2015年より厚生労働省が定める基準を満たす医療機関でしか行うことができなくなっています。そのため、骨の再生療法を提供できる歯科医院はごくわずかとなっていますが、医科・歯科併設の当クリニックでは、歯科領域でもPRPやCGFを用いた再生療法を受けることができます。

PRP再生療法とは、ご自身の血液を用いた再生療法のひとつです、PRP（Platelet Rich Plasma）とは、多血小板血漿という、血液中の血小板を濃縮した血漿（けっしょう）のことです。
PRP再生療法は、美容皮膚科ではしわやくまの改善を目的とした皮膚の再生治療として使用しています。歯科の領域では、血小板に含まれる成長因子によって、骨や周辺組織の再生、回復を早めることができます。

通常、怪我などで血管が損傷すると、その血管の穴を埋めるために血液中の凝固因子が刺激されてフィブリンという物質が形成され、傷が治るのを促進します。CGF（Concentrated Growth Factor）とは、Medifugeという遠心分離機を用いて、血液から人為的につくられる完全自己血液由来のフィブリンゲルです。添加物（抗凝固剤や凝固促進剤など）を一切使わずに生成することができ、組織を再生・治癒する働きをします。

ボーングラフトとは、自身の下顎枝やオトガイ部（下顎前歯の下）から、骨をブロックとして切り取り、骨が足りない部位へと移植する方法です。腸骨（腰の部分の骨）を使用する場合もあります。
インプラントを埋入する部位に、インプラントを支えるために十分な骨量がないケースで適用します。骨が不足している部位に自家骨や人工骨、骨補填剤を詰め、吸収性コラーゲン膜で覆い、骨の再生を促します。
インプラント治療を行う前に、インプラント埋入部位の歯を抜歯した場合に適用します。抜歯した痕に骨補填材を填入し、患部をコラーゲン膜で覆い、縫合します。
上顎洞までの骨が薄いケースで適用します。
インプラントを埋入する部位に穴をあけ、専用器具を用いて少しずつ上顎洞底部を押し上げながら、そのスペースに骨補填材を入れていきます。
上顎の奥歯の上には上顎洞という空洞があります。サイナスリフトは、この上顎洞までの骨が薄いケース、特に骨量が非常に少ないケースで適用します。上顎洞に自家骨や人工骨、骨補填材を入れ、骨をつくります。